かつて圧倒的なダンススキルとアクロバットで嵐をはじめとする先輩グループのドームツアーを支え、ジャニーズJr.屈指の実力派として名を馳せたユニット「宇宙Six」。現在、国民的スターへと上り詰めたSnow Manの目黒蓮がかつて青春を捧げ、誇りを持って所属していたグループとしても広く知られています。
しかし、結成からわずか4年後の2020年秋、グループは突如として電撃解散の道を選びました。メンバーの相次ぐ脱退、兼任による葛藤、そして突然訪れた幕引きの背景には、芸能界の厳しい現実と男たちの強い信念が交錯していました。2026年を迎えた今、元メンバー6人はどのような道を歩み、どこで輝いているのか。当時の一次証言や現場の記録をもとに、その軌跡と解散の真相を紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:宇宙Sixは2016年に6人で結成されるも、林翔太の俳優転身、目黒蓮のSnow Man専任化を経て4人体制へ再編された。
- 要点2:2020年10月、一部報道による専属契約解除事案を受け、残るメンバーが「連帯責任」として苦渋の解散を決断。
- 要点3:2026年現在、目黒蓮の大躍進のみならず、原嘉孝や林翔太は本格派舞台俳優として確固たる評価を確立している。
【結成と歩み】宇宙Sixとはどんなグループだったのか?結成日と6人の軌跡
宇宙Sixの原点は、2016年11月11日に札幌ドームで開催された嵐のコンサートツアー「ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy?」の初日公演に遡ります。それまで実力派Jr.ユニットとして絶大な信頼を得ていた「They武道」のメンバー(山本亮太、江田剛、林翔太)に、松本幸大、原嘉孝、目黒蓮の3人が合流する形で電撃発表されました。
グループ名の名付け親は、当時のジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川氏です。「宇宙のように無限に広がる可能性を持ってほしい」という願いが込められ、宇宙をテーマにした壮大な世界観と、長い下積みに裏打ちされた卓越したパフォーマンス力で瞬く間に注目を集めました。
先輩タレントからの信頼も極めて厚く、嵐だけでなくKAT-TUNやNEWSなどの全国ドームツアーのバックダンサーを歴任。単なるバックダンサーにとどまらず、2018年以降は単独公演「Summer Paradise」を成功させるなど、次世代のCDデビュー候補の一角として着実に地歩を固めていきました。
【全盛期の布陣】宇宙Sixメンバーのプロフィール一覧とメンバーカラー比較表
個性豊かなパフォーマンスと独自のキャラクターでファンを魅了した宇宙Six。初期メンバー6名の基本データとグループ内での役割、そして2026年時点のステータスを一覧で整理します。
| メンバー名 | メンバーカラー | 在籍期間・脱退時期 | 2026年現在の所属・活動状況 |
|---|---|---|---|
| 目黒蓮 | 白(現Snow Man:黒) | 結成〜2019年8月8日脱退 | STARTO ENTERTAINMENT所属。Snow Manの中心メンバー、主演級俳優として国民的知名度を誇る |
| 原嘉孝 | オレンジ | 結成〜2020年10月解散 | STARTO ENTERTAINMENT所属。劇団☆新感線をはじめ数々の名作舞台・ドラマで活躍する実力派俳優 |
| 林翔太 | 青 | 結成〜2018年3月31日脱退 | STARTO ENTERTAINMENT所属。ミュージカルやストレートプレイを中心に舞台俳優として第一線で活動 |
| 松本幸大 | 緑 | 結成〜2020年10月解散 | STARTO ENTERTAINMENT所属。舞台主演やライブステージのプロデュースなどソロタレントとして精力的に稼働 |
| 江田剛 | 紫 | 結成〜2020年10月解散 | 2021年に旧事務所を退所。現在はフリーとして舞台出演のほか、振付師・演出家としてマルチに活動中 |
| 山本亮太 | 黄 | 結成〜2020年10月契約解除 | ソロアーティスト・表現者として独自に活動を展開。音楽ライブやイベント主催などを中心に発信 |
【脱退の真相】林翔太の転身と目黒蓮の「Snow Man兼任」から脱退までの壮絶な日々
グループの歴史において、大きなターニングポイントとなったのが二度のメンバー脱退劇でした。いずれも不協和音によるものではなく、それぞれの将来を見据えたキャリアの決断によるものでした。
林翔太の脱退:歌と芝居への専念というプロ意識
2018年3月31日、グループ結成の中心人物であった林翔太が脱退を発表しました。脱退理由について林は、公式発表や当時のメディア取材において「踊るアイドルとしての活動よりも、歌と芝居を極めるミュージカル俳優の道に専念したい」という強い情熱を吐露しています。グループの活動と並行するのではなく、自らの退路を断って舞台演劇に身を捧げる決断を下した林を、メンバー全員が温かく送り出しました。
目黒蓮の兼任:極限状態で走り続けた「2019年の葛藤」
さらに大きな転機となったのが、2019年1月の目黒蓮のSnow Man追加加入発表でした。これにより目黒は、宇宙SixとSnow Manという2つのグループを掛け持ちする「兼任体制」に入ります。
当時、滝沢歌舞伎ZEROへの出演やコンサートの稽古が重なり、目黒は2グループ分の膨大な振り付けと立ち位置を同時に叩き込む極限状態に追い込まれていました。後に目黒自身がインタビューで語った「睡眠時間はほとんどなく、新幹線の中でもずっと両グループの映像を見返していた」という言葉からも、その過酷さが窺えます。
そして2019年8月8日、東京ドームで開催された「ジャニーズJr.8・8祭り」において、Snow ManのCDデビュー決定が発表されると同時に、目黒は同日をもって宇宙Sixを脱退し、Snow Manに専任することが正式に告げられました。ステージ裏で涙を流しながら抱き合う宇宙Sixのメンバーたちの姿は、多くの関係者とファンの胸に深く刻まれています。
【電撃解散の理由】2020年10月3日に何が起きたのか?組織崩壊と決断の舞台裏
目黒の脱退後、江田剛、松本幸大、原嘉孝、山本亮太の4人体制となった宇宙Sixは、「ここから這い上がって絶対に自分たちの力で成功を掴み取る」と再起を誓い、単導舞台『Winter Paradise』など精力的な活動を続けていました。しかし、その歩みは予期せぬ形で断ち切られることになります。
2020年10月2日、文春オンラインによってメンバーの山本亮太が無許可営業の違法スロット店に通っていたとする重大なコンプライアンス違反が報道されました。事態を重く見たジャニーズ事務所は、即日、山本との専属契約を解除しました。
残された江田、松本、原の3人は夜を徹して協議を行いました。「3人でグループを存続させるべきか否か」という選択肢もありましたが、彼らが下した結論は「連帯責任としてグループを解散する」という極めて厳しいものでした。
翌10月3日、ファンクラブ公式サイトを通じて宇宙Sixの正式な解散が発表されました。公表された声明の中でメンバーは、「グループの看板を背負いながらこのような事態を防げなかった責任を痛感している」「ファンの皆様や関係者に誠心誠意向き合うため、宇宙Sixという名前には終止符を打つ」と苦渋の決断を説明。不祥事による連帯責任という、あまりにも唐突で無念な幕引きとなりました。
【実態検証】ファンの生の声と「はらめぐ」の絆が語り継がれる理由
解散から歳月が流れた現在も、SNSやコミュニティサイトでは宇宙Sixの名前が頻繁に語られます。その最大の要因は、目黒蓮と原嘉孝の間に存在する「はらめぐ」と呼ばれる唯一無二の友情関係にあります。
ジャニーズ入所日が同じ2010年10月30日の同期であり、下積み時代を最も近くで分かち合ってきた2人。目黒がSnow Manへの専任が決まった際、原は悔しさを押し殺しながら「蓮、お前は絶対に売れろ。俺も役者として必ず追いついてやるからな」と背中を押したエピソードは、ファンの間で伝説として語り継がれています。
実際、目黒が主演を務めるドラマや映画が世に出るたび、原は自身のSNSや出演舞台のカーテンコール等で盟友の活躍を誰よりも誇らしげに応援し続けています。2023年にNHKの番組で共演を果たした際には、X(旧Twitter)で「はらめぐ」が世界トレンド入りを記録するなど、グループ解散後も色褪せない絆が多くのファンの心を掴んで離しません。
【組織論と心理学から読み解く】ジュニア再編の光と影が生んだ構造的ドラマ
宇宙Sixが辿った軌跡は、日本のアイドルビジネスにおける組織再編と心理的プレッシャーの縮図とも言えます。社会学や組織心理学の視点から見ると、宇宙Sixの解散には2つの決定的な要因が働いていました。
1. 組織再編に伴う「役割葛藤」とアイデンティティクライシス
組織心理学において、同一人物が異なる文化を持つ2つの集団に属することを「多重所属による役割葛藤」と呼びます。目黒蓮の兼任期間はまさにこの状態であり、既存グループ(宇宙Six)に対する愛着と、新たなチャンス(Snow Man)へのコミットメントの間で激しい心理的葛藤が生じていました。残されたメンバー側にも「仲間の出世を喜びたい感情」と「取り残される焦燥感」が同時に芽生えるのは、心理学的に極めて自然な反応です。
2. コンプライアンスの厳格化と「連帯責任」という日本的組織文化
一人の不祥事によってグループ全体が活動を終了する「連帯責任」のシステムは、昭和から平成・令和へと続く日本の芸能プロダクションが持つ独特の倫理規範に基づいています。メンバー個人に罪はなくとも、「グループという共同体」として世間に謝罪し幕を引くことでしか、残されたメンバー個人の社会的信頼を守ることができないという、当時の過酷なマネジメント判断が働いていたと言えます。
【プロの結論】苦境を乗り越えた個人が強い理由
宇宙Sixという看板を失ったことは、メンバーにとって計り知れない打撃でした。しかし、組織の看板に依存できなくなったことで、彼らは「個人としての実力」を徹底的に磨き上げる道へと突き動かされました。その逆境こそが、現在の原嘉孝や林翔太の圧倒的な演技力、そして目黒蓮の揺るぎない覚悟を醸成した決定的な土壌となったのです。
【2026年最新】宇宙Six元メンバー6人の現在とそれぞれの活躍フィールド
激動の解散劇から年月を経て、2026年現在、元メンバー6人はそれぞれのフィールドで確固たるキャリアを築いています。
目黒蓮:国民的スターとしてエンタメ界の頂点へ
Snow Manのメインボーカル・ビジュアル担当としてミリオンセラーを連発する一方、ドラマ『silent』『海のはじまり』や映画『トリリオンゲーム』など、数々の話題作で主演を務め、日本のエンタメ界を牽引するトップ俳優としての地位を確立しています。どんなに多忙を極めても、下積み時代への感謝と宇宙Six時代の経験を大切にする謙虚な姿勢が、共演者やスタッフから高く支持されています。
原嘉孝:舞台界が絶賛する「演劇界の至宝」
STARTO ENTERTAINMENTに所属する俳優として、劇団☆新感線の話題作をはじめ、ストレートプレイからミュージカルまで年間を通じて舞台に立ち続けています。鍛え上げられた肉体と魂のこもった迫真の演技は演劇評論家からも絶賛され、近年では映像作品への出演も増加。目黒と誓い合った「役者として追いつく」という約束を有言実行しています。
林翔太:ミュージカル俳優としての円熟味
グループを早期に離れ芝居に専念した選択は結実し、東宝系の大規模ミュージカルや名作舞台で主要キャストを歴任しています。抜群の歌唱力と端正な佇まいでミュージカル界になくてはならない存在となり、ソロでのコンサート活動も定期的に開催しています。私生活では2020年に一般女性との結婚を公表し、公私ともに充実した歩みを見せています。
松本幸大:変幻自在の舞台表現者
持ち前の明るいキャラクターと確かなダンス力を活かし、主演舞台を多数成功させています。後輩Jr.への熱心な指導やアドバイスを行う兄貴肌としても知られ、ライブや舞台の企画・プロデュースにも関わるなど、多角的なタレント活動を継続しています。
江田剛:フリーランスとして振付・演出へ領域拡大
2021年の事務所退所後、持ち前の高いコレオグラフィー能力を活かして振付師や舞台演出家としての手腕を遺憾なく発揮しています。俳優として小劇場から大劇場まで幅広く出演する傍ら、後進の育成にも情熱を注いでいます。
山本亮太:インディーズシーンでの独自の音楽活動
不祥事による契約解除を経て、現在はSNSやインディーズレーベルを通じて独自の音楽制作・ライブ活動を展開しています。紆余曲折を経ながらも、自身を信じて支え続けるファンに向けて、歌とダンスの表現を届ける活動を地道に続けています。
【宇宙 シックス メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:宇宙SixとSnow Manの兼任期間はどれくらいあった?
A1:2019年1月17日のSnow Man加入発表から、同年8月8日の「ジャニーズJr.8・8祭り」での脱退発表まで、約7ヶ月間にわたり兼任していました。その間、目黒蓮は両グループの公演や稽古を並行してこなす過酷なスケジュールを乗り越えました。
Q2:宇宙Sixの解散後、メンバー同士の交流はある?
A2:現在も交流は続いています。特に同期である目黒蓮と原嘉孝の「はらめぐ」コンビは公私ともに深い親交があり、お互いの出演作品を観劇したりメディアでエピソードを語り合う姿が度々確認されています。また、林翔太や松本幸大も舞台関連の現場で互いをリスペクトし合う関係を保っています。
Q3:宇宙Sixのオリジナル曲にはどんな名曲がある?
A3:代表曲として『YES! I SCREAM』(カバーでの定番)のほか、グループ初のオリジナル曲である『UNIVERSE』や『Make My Day』などがあります。いずれもダンサブルで疾走感あふれる楽曲であり、ファンの間では今なお名曲として愛されています。
まとめ:宇宙Sixが残した誇りと、それぞれのステージで輝く未来
宇宙Sixというグループは、不祥事と連帯責任という悲運の幕切れによってその歴史を終えました。しかし、嵐のドームツアーを力強く支え、過酷な下積みを共に駆け抜けた彼らの努力とダンス技術が色褪せることは決してありません。
現在、目黒蓮がSnow Manとして見せる圧倒的なパフォーマンスの基礎には、間違いなく宇宙Sixで培った経験が生きています。そして、原嘉孝や林翔太、松本幸大、江田剛らもまた、舞台という過酷な現場で自らの腕一本で道を切り拓いてきました。グループの形は失われても、宇宙Sixとして培ったプライドと絆は、それぞれの歩む道の先で力強く輝き続けています。 (出典: 宇宙 シックス メンバー(Yahoo!ニュース))